塗装の目的と選びかた
ウッドデッキやウッドパネルは屋外に放置されるものであり、紫外線や風雨による劣化、細菌や真菌による腐食、乾燥によるひび割れのリスクがあります。そのため屋外の木製製品は年に1度くらいの頻度でメンテナンスする必要があります。とはいえDIY初心者には何をすればいいかわかりません。防虫・防腐・防かび・UVカット様々な効果を謳う製品が売られていますが結論から言うと全部まとめた製品があります。特に特別なこだわりがない方はオールインタイプのペイントを購入するのが安全です。
塗料には水性と油性の2種類と、浸透タイプと造膜タイプの2種類、その組み合わせで4種類のものがあります。結論から言うと初心者は水性かつ浸透タイプ一択です。水性タイプ、浸透タイプのメリットとデメリットをまとめます。
浸透タイプのメリット
塗装後にひび割れても浸透しているから効果は続く
再塗装時に塗装をはがす必要がない
木目が見える
浸透タイプのデメリット
表面が見えるので傷や汚れを隠す事ができない
水性塗料のメリット
匂いが弱いので集合住宅でも使用できる
乾燥時に有害な物質が発生しない
屋外なら特に防御具なしで使用できる
水性タイプのデメリット
乾燥に時間がかかる(表面の乾燥なら夏で2時間程度)
耐久性は油性に劣るので1年後にも塗る必要がある
つまり新品のウッドデッキに、マンションなどで初心者が塗るなら水性・浸透タイプが正解です。私は水性・浸透で、防腐・防虫効果など過不足なく全部入ったニッペのウッディガードを選びました。カラーバリエーションも多く揃っているため、フローリングや他の家具とマッチした色に塗装する事もできます。
プレ塗装は必要か
IKEAのウッドパネルを例にとると最初にある程度塗装はしてあり、そのまま使う事も出来るようになっています。ですが雨が降りこんでくる場所に敷くのであれば、撥水効果のある塗装は必須です。木材は雨によって湿った状態が続く事で腐りやすくなり、また塗装が落ちたり、ひび割れの原因になります。撥水効果のある塗料を塗る事で水をはじき、木材を長持ちさせるので、ひと手間余分にかかりますが、買ったら早めに塗りなおしておく事をお勧めします。
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