部屋の照明を探し求めて、狂ったようなインテリアも探し回ったんですが、結論から言うと買ったのは、IKEAのPS 2014です。それまではIKEAを舐めてたのですが、一目置くようになったきっかけは明らかにPS2014の購入でした。今回はPS2014の良さを自慢するレビューするとともに、IKEAがどんな人に向いているか考えます。
PS2014までのIKEAイメージ
IKEAとえば北欧デザインの家具やでしょ。
そういえば北欧デザインってどんなの
日照時間が短く寒くて暗い気候の国でも、おうち時間を楽しめるよう、発達した軽妙なデザインです。自然素材やカラフルな色使いで優しくあたたかみが感じられるのが特徴です。
ちょっとうちには合わないかな。
カラフルな色使いはミスると統一感がなくごちゃつくし、わざわざ部屋全体を北欧テイストに作り替えるのが面倒。
リビング照明の選定
1人暮らしを始める時に近所のホームセンターで適当にペンダントライトを買ってから、ずっと同じのを使ってたのですが、IKEAがPS2014を出してから、漠然と買い替えるとしたら次はこれかなーと思ってました。
が、ペンダントライトってそうそう壊れないんですよね。結局PS2014が出てから6年くらい経ち、やっと大きな部屋に引っ越しました。新たにペンダントライトを買う事になったのですが、おしゃれな照明ってだいたい高いんです。
ここまで、いくつか選択肢に挙がった照明をチラ見せしました。次にIKEAのPS 2014を2秒でプレゼンします。
はい、プレゼン終わり。質疑応答に移ります。
は?
伝えたい事は全て伝わったと思います。これに少しでもこころ動かされた人は買って損はないと断言します。私は買った日は開閉をしていたら1日が終わりました。
PS2014はヒモを引く事でランプシェードの開閉ができる照明器具です。
全閉状態では隙間から光が漏れ出ます。今は40W 相当のLED電球を使っていますが全閉状態でも家具の形ははっきりわかります。豆球くらいの明るさはあります。
全開にすると本を読める明るさにはなりますが、じっくり読書するならもう少し明るい方が私には好みなので、シーリングライトをつける事が多いです。
実際の運用として半分くらい開いた状態で、明かりが内外のパーツに反射して柔らかくなった光を間接照明のようにして使っています。今は40Wで特に困っていませんが通常より明るい部屋のが好みの人は60W電球を選ぶのがおすすめです。
PS2014は力を入れているのか、IKEAにしては珍しく多くのカラーバリエーションがあります。といっても外面は変わらず、内側に色がついています。
色は白以外に、金、銀、緑、黄、赤があります。金(コッパー)はとてもゴージャスで気に入ったのですが、シンプルな部屋には合わないため白にしました。
無難さというある意味妥協の産物で白にしたのですが、白一色だとシルエットになった暗い面から、内側の光が反射するマット加工の白い面まで陰影がグラデーションになって、シンプルモダンな部屋には予想以上にマッチします。
クロームメッキでそろえた男前な部屋だったり、インダストリアルデザインの部屋にはシルバー、ガラステーブルやツヤだし石材の調度品のある部屋だとコッパーも映えるでしょう。赤、緑、黄は差し色にしている家具とそろえるとおしゃれな感じになるでしょう。
電球は他社製品でも互換性は保証されているのですが、複雑なランプシェードなのでハマらなかったら嫌だしIKEA製品でそろえました。消灯時も転倒時も、フィラメント電球のように見えるので気に入っています。なお、シルエットをキレイに楽しみたかったらクリア電球をお勧めします。
そういう目でもう一回このカッコいい明かりを見てください。
PS2014 以後のIKEAのイメージ
・クオリティが中~高のものを信じられないくらい安い値段で売っている。
・配送や人件費の徹底的なコストカット。とはいえ常識的なユーザーは特に困らない
・北欧デザイン以外にも最近はシンプルデザイン、ナチュラルデザインも充実。
IKEAはどんな人におすすめか
輸送コストや工賃のコストカットのため基本は自分で組み立て。なので組み立てる手間が苦痛ではなく、むしろ楽しめる人ならお得です。
また砂漠の民みたいな部屋を作りたい場合、変わったデザインのものはなかなか売っていないですが、無地、無色のシンプルデザインならたいていあります。そのため最近は何かを買う時、ドンピシャのものがあればラッキーくらいの気持ちでまずIKEAから見ています。
北欧テイストしかないと思っていたのは昔のイメージで、現在はナチュラル、モダン、シンプル、ミニマルなどの部屋ならまずIKEAから探すのはお勧めです。インダストリアルデザインのものも徐々に取り扱いは増えていますが、まだIKEAではない物も多いです。
無印良品との使い分け
素朴なシンプルのデザインが充実した今、無印良品とかなりユーザー層がかぶる部分があると思います。私は無印良品も愛用しているので、両者のプロダクトが部屋に混在していますが、以下のような違いがあります
IKEA:安いが高品質。選択肢は少ないが、ピンと来るものがあれば買って外れはない。
無印:やや高めだが、ナチュラル素材が得意。サイズ展開が豊富。同じもの複数個買う時はおさまりが良い。
無印らしさって何?
無地で白~生成りの色、角はまるくなっている、なめらか、ツヤ消しの何か。ナチュラルやシンプルな部屋に合いそうな何か。
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