コンパニオンプランツとは
コンパニオンプランツという言葉を聞いたことがありますか。植物にも相性があり、良い相性、悪い相性があります。ある植物にとって相性の良い植物をコンパニオンプランツと言います。
相性が良いとは具体的には、病害虫や病気の予防、生長の促進、養分の提供などがあります。
相性が悪いというのは同じ栄養や日光を奪い合う、相手の成長を邪魔する物質を出す、害虫が発生しやすいなどがあります。
ゴーヤと一緒に植えるべき野菜
ネギ
ネギの根に親和性の高い細菌がウリ科の病原菌に対し抗菌活性を持ちます。また双方の根に棲む微生物が互いの老廃物を分解し合うため根を良好な状態に保ちます(参考文献: 木嶋利男2011.間混作による病害虫の防除.雑草研究 56, 14-18.)
マリーゴールド
野菜ではないのでさらっと流します。ゴーヤを連作すると線虫被害にあいがちですが、マリーゴールドを植える事でそれを回避できる。食べる事ができないので私はあまり興味がないです。
ゴーヤと共演NGな野菜
ウリ科
ゴーヤはニガウリという名前からもわかる通りウリ科の植物です。せっかく競合しないようゴーヤ同士を40㎝くらい離して植えてもその間にウリ科がいては栄養の取り合いになり意味がありません。例:キュウリ、ナスなど
マメ科
害虫が付きやすくなります。例:エンドウ、インゲン、枝豆など
結局何を植えるのが良い?
結論としてネギが死ぬほど嫌いとかではない限りネギを植えるのが一番です。
理由としてはゴーヤと同じく水はけのよい土壌を好み、また水やりの頻度もゴーヤと同じくくらい、つまり基本は雨だけで、土の表面が乾いたら週に1度くらいは水をやる程度で済むためメンテが楽です。
またゴーヤは病害虫が付きにくく、水やりの手間もすくなく、すくすく育つ事から大概初心者向きの野菜ではありますが、ネギも同様に、生長に伴い盛り土をする以外は比較的丈夫に育ってくれる野菜です。
そして最後にネギは生長が早い上に、様々に料理できたり、あるいは葉先を刻んで薬味として利用できます。ネギは日常の料理でまとまって使うというよりこまごまと頻回に使う事から買ってくるよりもバルコニーで育てた方が使い勝手がいいです。
以上の理由から私はゴーヤのコンパニオンプランツとしてネギを選んで育てています。
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