ブリタの浄水器、使ってる人は多いと思うのですが、世界シェア1位だけあってうちも使っています。今回インジケーターを交換したので改めてブリタについて書きました。
ブリタとは
ピッチャータイプの浄水器です。蛇口につける浄水機と違い構造がシンプルで、分解可能。透明で洗えるため清潔に保つ事ができます。幅広くサイズ展開していますが、自炊をする人なら一人暮らしでも浄水部容量2.0L以上を選ぶ方がおすすめです。
なぜブリタを使い始めたか
比較的水に恵まれたところに住んでいるので、以前は地域住民で管理する地下水を汲んで2Lペットボトルに詰めていたのですが、冬場は寒いし、何本ものペットボトルを冷蔵庫で保管するの大変なんですよね。近所とはいえ、毎回水を運びながら何でアフリカの村人みたいなことをやってるんだろうとか思っていました。
とはいえ水道水はいくら美味しくても所詮は水道水。豆腐やパスタを茹でたりする時は全く気になりませんが、お茶、特にサンティ―を入れると歴然たる差があります
(サンティー:透明プラスチック容器に紅茶の葉と水を入れて太陽の熱で煮出す紅茶。渋みが押さえられ香りが強く出てほのかな甘さもある。冷蔵庫で冷やしてから飲むとおいしい)
そこで水道水から塩素を抜くための浄水器が必要になります。この商品はシンプルで手入れしやすいだけではなく、不純物の除去というワンイシューに絞っている男気がポイントです。
ややもするとやれマイナスイオンだのアルカリ水だの、そういう頭の悪い人を騙す商品があふれている世の中で、過不足ない機能を提供しているというのは大事な事です。
ランニングコスト
当然ながら浄水機には交換部品が必要です。一つはカートリッジ。
2か月ごとに1回交換なので、年で6回くらい交換する事になります。今の価格だと6個で4000円ですね。ちょっと前まで6個5000円くらいしたので、安くなってます。ちなみに8個入り商品の現在価格はここ↓に表示されてます
年間で4000円程度の出費をどうとらえるかですが、自炊なし、飲料は全てペットボトル、一人暮らしで家は寝に帰るだけ、というライフスタイルを除けば、買って損はない価格帯と考えます。
もう一つの交換部品が今回記事を書くきっかけになったインジケーター。
ブリタのカートリッジを交換するタイミングでstartを押すと、8週間かけてメモリが減っていき、ゼロになります。ゼロになったらカートリッジを交換し、またstartを押し最初に戻ります。
ところが数年間使うと内蔵電池がダメになり、画面が表示されなくなります。
画面切れた。これも交換にお金かかるの?おのれブリタ、金の亡者、死の商人、ゼロックスプリンターのインク商売!
向こうも浄水カートリッジを交換してもらってなんぼのビジネスだから、多分無料で買えてもらえるんじゃないかな。調べてみる。
ほらあった。公式ページ
Brita Club限定って書いてあるけど
無料だったので今登録して、登録即インジケーター交換要求した
公式ページには2-3週間で到着します、と書いてあったのでまあ10日くらいで来るかなと思ってたのですが普通に3週間かかって到着しました。簡単な交換方法も書いてあるので親切ですね。といっても、マイナスドライバーで力づくでこじ開けるだけ、という男気溢れる方法なのですが。
このプラスチック本当に大丈夫かいな…と不安になるくらいの力をかけると外れました。そうそうつけ外しするようにはできていないので力づくでやるっぽいです。外れたインジケーターをお見せします。
ボタン電池駆動だったんですね…これで数年以上持つわけですから恐れ入ります。けど問題はそこじゃない。これ、このインジケーターで完結しているというか、どこから配線は伸びてないんですよね。つまり、カートリッジの消耗具合をモニタリングしているわけではなくて、単に8週間のカウントダウンをしている超省エネタイマーだけだったんですね。
ということは別にこれ交換しなくても、カレンダーの2か月先の日付をマジックで丸く囲めば済む話にも思えます。あるいは最近はやりのIoTでスマホ連携させておけば2か月後にアラート出してくれる機能とかでもいいのでは…?まあアプリ開発費より物理ボタン配った方が安上がりな気もしますけど。
IoTなど貧弱!貧弱ゥ!漢なら物理ボタン一択ッ!!!
購入層、そんな漢気を求めてないと思うよ、多分
ブリタのデメリット
デメリットと言うほどでもないんですが、ブリタを使いはじめてから、地下水を汲みに行ってないんですよね。
何の予定も入れてない日の朝に地下水を汲んで、それでサンティ―を日向に置きながらまったり過ごす。昼下がりになったら出来上がったサンティ―をロックで頂く、という生活は夏の過ごし方として嫌いじゃなかったんですが、家でそれなりに美味しくて衛生的な水が手に入るとなるとわざわざ朝っぱらから外に出るのが億劫になってしまいました。
また地下水汲みに行きたいなあ。
文明の利器にひれ伏せ
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